茶道裏千家淡交会サンフランシスコ協会利休忌茶会
茶道裏千家淡交会サンフランシスコ協会は、2023年3月5日、サンフランシスコのジャパンタウンにある北加日米会の観桑庵に於いて、恒例の利休忌茶会を開催致しました。
この茶会は、茶道の祖・千利休(1522-1591)を偲ぶもので、裏千家の名誉師範である小原宗香とその社中が担当いたしました。利休を偲ぶ献花から始まり、その後、薄茶席が三席が設けられました。
武者小路千家宗屋若宗匠が13歳の時に描いた利休居士の絵と、父である14代武者小路千家宗守家元のお筆の掛け軸について、小原宗香が説明しました。これは1990年のサンフランシスコ訪問のお礼として、故小原静爾師に宛てた礼状で、後に掛け軸(為書軸)に装丁されました。
第一席では、吉川宗愛が亭主を、フリン宗知が半東を務め、バートレット宗榮裏千家SF出張所所長が正客をつとめました。有村祐樹在サンフランシスコ日本国総領事館領事が次客、萩原宗仁幹事長が三客をつとめました。
二席目は、三浦るり子が亭主、小原宗瑠が半東、ウースター宗桂が正客をつとめました。
三席目は、合田真紀が亭主、吉川宗愛が半東、ライト宗恵が正客をつとめました。
茶会では、利休への思いを深め、利休の茶道の教えへの感謝の気持ちを新たにしました。